村育ち

村人歴80年以上!中村春子さんに聞く、南山城村の暮らしと昔の思い出

2022年12月10日

春子さん(右)と娘の明美さん(左)

今回は村人歴80年以上!

野殿地区に暮らす中村春子さん
インタビューをお届けします。

 

村のおばあちゃんは

畑仕事から、野菜の下処理、
漬物などの保存食作りまで

何でもこなす暮らしの達人!

 

でもそれは、不自由な時代を
経験してきたからでもあるんです。

 

春子さんの思い出話を
ぜひご覧ください。

 

取材日:2022年1月

 

 

ー南山城村の魅力ってどんなところでしょう?

 

春子さん:

南山城村の魅力は
お年寄りが元気なこと!

働きもんで真面目!

80〜90歳のお婆さんでも
カキモチをよ〜けこしらえたり、
グランドゴルフしたり。

ちょっと時間あったら、
テレビ見とくだけでも居てられへんねん。

おじゃみ(お手玉)こしらえて、
そんなん作ってもしゃーないのに(笑)。

 

じっとしてられへんねん、
何かしてたい!

楽はせえへんと言うのか、
さぼったりしないなぁ。

 

春子さんが育てた日野菜。野菜を育て、次は漬物にします。

 

ー昔の思い出を教えてください。

 

春子さん:

昔は雨や雪の日は、
藁でゾウリ作ったり、
かご作ったりもしたな。

モンペさんや足袋の穴を
つづったりしたけどなあ。

家にいても縫物できたら、
よそに働きに行かんでええっちゅうて
お針も習いに行ったりしたわ。

嫁入りの着物もみな縫ったけどなぁ、
一枚も着やへんわ(笑)。

 

昔は嫁も働けって
子どもは姑さんが見て、

自分は一日中、
山で芝刈りや炭焼きしてたな。

 

家には水道がないから、
みんなが寝た夜中に壺に
水ためんのに汲んどいたり、

お風呂は薪やから、
順番に火加減見て。

最後、自分の時は誰も
見てくれへんから、ぬるいぬるい(笑)

 

最近は食べ物は豊富で、
ようけ食べて言われ、
部屋やお風呂場はストーブで
温かくしてくれてあったり。

昔から思ったら贅沢な話やわぁ。

 

ー有難うございました!

自分で育てた野菜を下処理中

 

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momo

南山城村の暮らしを楽しむ人。 2015年に移住。移住交流スペース"やまんなか"や道の駅で働きながら、村人のピンチヒッターをすることも。 最近は道の駅フリマを主催したり、こんにゃくを作ったり、、ハンドメイドを楽しんだり、染め物に興味があったり、夏はもんぺと雪駄を愛したりしています。

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