Iターン・移住

手作りギャラリー「手しごと和み」をオープンした児島さんご夫妻の創作のある暮らし【後編】

前回に引き続き
大阪から移住した、
児島さんご夫妻のインタビュー後編です!

後編では、
2021年3月にオープンさせた
ギャラリー
「手しごと和み」
についてお伺いしていきます!

趣味を通じて村人と繋がり合う
児島さんご夫婦の姿勢に注目
ですよ〜^^

 

前編はこちら!
大阪から移住した児島さんご夫妻【前編】自然と人との繋がりを楽しむ村暮らし

夫・正之さんと妻の理恵子さん   今回の「村人図鑑」は 大阪から田山地区に移住された 児島さんご夫妻! 夫・正之さんと 妻の理恵子さん (通称りえさん)に お話を伺いました! 2016年に移 ...

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ギャラリー「手しごと和み」誕生のいきさつ

夫・正之さんと妻の理恵子さん。まさにおしどり夫婦!

 

正之さん3年前の村のお祭り、いきいき祭りが始まり。

あの時に村の友達と夫婦で出店したんやけど。そん時に店の名前がいるってなって、「手しごと和み」って付けて。それで、商品を何しようかなと思ってて…友達から「何か作ってるんなら、それ出したらいいですやん」って言われてなぁ。

りえさん:その気になったよね。

正之さん:祭りでは植木とリースと出してな。その後、道の駅でフリーマーケットを始めるから出しませんかって言われてね。きっかけはそこやな。

でも、最初はりえは何もやってなかったもんな。植木はしてたけど、植木の趣味が違うかったし。

 

りえさん:パパがリースを楽しそうに作ってるから、自分もやってみたいと思ってね。田山のお友達がお花の免許持ってるから、って教えてもらったんだけど。バランスとか、こうしたらいいとか、最初はすごい厳しかった;

正之さん:「見たときなんか違和感あんねん」って言わはるやんか。最初はしょっちゅうやったな!駄目出しをずーっとくらって。最近は何も言わへんようになったわ。

りえさん:そういうのも楽しくてね、田山のお友達に駄目出しを食らわんようにしようって。

ギャラリーの中にはバリエーション豊かな商品がぎっしり!

ー学んだんですね笑

正之さん:何か違う、違和感あるって言われるからなぁ。それを細かく説明してくれんねん。「空間が違うやろ、この空間が大切や」とか「ごちゃごちゃしすぎや」とか。僕らも学ばなあかんし。

でも最近は、パッと植木見たときでも「ええやん!」ってなるときがあんねん。その時はめっちゃ嬉しいな!そうなったら、その植木をあげるねん。気に入ってもらったら大体あげるよな。そんな感じで今まで来たな。

村の人、みんなが優しくしてくる。俺が寝込んだときには何度も来てくれた。病院にも連れてってくれたり。他人やけど、そこまでしてくれるのかって親身になってくる人もいるな。

だから最近わかったけど、村の人ってみんな良い人ばっかり!個性的な人ばっかり!すごいわみんな。

りえさん:個性的な人が来てくれはるよ。

正之さん:みんな個性的やなーって!その人らが、また人を呼んでくれたりしていから、来る人もやっぱ個性的な!やっぱり類は類を呼ぶ、みたいな。

りえさん:楽しいね。

 

正之さん:新しい発見があるし、みんな、なんか趣味を持ってはるんやんか。そう、それもまた面白いから。だから村に来て、ここ来てゆっくりしようと思ったけど、やることも増えたし!ゆっくり出来へん(笑)

僕らが作っているものは、全部村に来てからのことやからね。何かを習うんじゃなくて。ほんまに思いつきでやってる!

 

暮らしの中から生まれるアイデア

ーあのモビール面白いですね!ガムで出来てる!

正之さん:そうそう、ガム大好きで!ガム食べんと、運転中に眠たくなんねん。しょっちゅうガムは食べるんだけど、でもこれずっとゴミをほってんのも勿体無いから…

ほんで一回黒いガムの袋で作ったんやけどね。人にあげたら「お見舞いに持ってくのに黒はあかん」と言われて、なるほどと思ってグリーンガムでしてん。

 

ーアートですね。

正之さん:アートっていうよりは、何か出来へんかなって。それだけやね。でも、軽ければ何でもモビールになるし!それも面白い。

あっちは紅茶の会でチョコレートがたまたま出とって。その記念に何か作ろうかと。

ーティーパックを吊ってるんですね!おもしろい!

正之さん:いろんな食べたものとか記念になるものとか。軽い物があれば作れるかな。

 

ー昔からそんなにアイデアマンだったんですか?

正之さん:いや、村に来てからや!僕、はじめは切り絵と盆栽だけやったけど。

ここ来たら、蔓があってリースも作るし、新聞バックも作り出したし。自分で植木鉢作りも始めた!

手作りの植木鉢

 

ー植木鉢は何で作っているんですか?

正之さん:これセメントと新聞紙。陶芸とは違って、固めればいいだけ!自分で好きな形もできるしね。ほんでこれは自然に土に還るから、それも面白いな。

ちょこっと紫陽花を飾ったら良い感じになります。普通の植木鉢に比べたらこっちの方が面白い!

りえさん:山野草は似合うよね。苔も生えてきたらよく合うの。

正之さん:山野草もいっぱいもらうねん!

りえさん:最初の頃なんか、出かけて帰ってきたらダンボール箱にいっぱいに山野草が置いてあって!誰がくれはったやろ…ってね。

正之さん:1年目ほんますごかった!株でドーンってあるから〜他に野菜もあるし、誰やろ誰やろって。今はだいたい、もらうもので分かるようなったけどな。

 

ーご近所さんですか?

正之さん:うん。ただ僕らは野菜とか作られへんから、こういう手作りのでお返ししたら喜びはる。

 

ー物々交換だ!

正之さん:紫陽花って挿木で増えるから、外に50鉢ぐらい置いてある。それでまた、りえがドライフラワーにすんねん。

そんな感じで僕らのものづくりは、なるべく村のものを使ってやろかーっていうのがコンセプト!

 

人とのものづくりを楽しむ

柿渋を塗った新聞バックや米袋バックがずらり!

 

ー毎日の中に制作の時間があるんですか?

正之さん:あるある!最近は片付けるのが面倒くさいから、離れを作業場にしてるけど…

昨日なんかずっとネクタイ解いてたもんな!友達からもらったのが40〜50本あってな。前から何か使わなあかんなと思ってて。

 

りえさん:他のお友達がシュシュとか、まぐちとか作ってくれてて。

正之さん:りえが「ネクタイの柄、シュシュ面白いんちゃう?」って言うから、とりあえず全部解くわって言って、一日中、解いとった;

 

りえさん:ネクタイは絹やから、えぇシュシュが出来ないかなって。マスクにしても、いいのができるかも。

正之さん:だから…リサイクルじゃないけど、なんか使って再利用したいよね。

蔵に眠っていた相楽木綿で作ったマスク。

 

りえさん:近所の奥さんがね、マスク作ってくれはったんだけどね。

正之さん:それは相楽郡って書いて「相楽木綿(さがなかもめん)」やねん!僕らもそれ聞いてびっくりしてね、山城地域にそんなのあったんや〜って!しかも蔵に眠ってたんだって!昔の柄って優しい感じやな。

 

りえさん:それでマスクも売れたら、やっぱり嬉しいって喜んでくれるの。

正之さん:こんな話題でまた、ご近所とも話しできるし。村の人ってみんな、捨てずに、残してはるのがすごい!みんな蔵に眠ったりするのを、うまいこと活用しはる。

りえさん:これは年賀状でね。毎年版画でしてるそうで。その版があるからって、押してくれはってん!

正之さん:文句も面白いよな。ほんま奥さんは粋な方!

りえさん:こんな石のハンコも作ってくれはって!ギャラリーのオープンのお祝いってね!

正之さん:ハンコにも猫ちゃんが入っていてな、すごいなと思って!村の人はみんな特技を持ってるよな。聞いてみんと分からんもんや。

それに、遊び心もあるからいいやんか!やっぱ遊び心って大切やん!その人はそれができる人やから。

ギャラリーのオープンに頂いた石のハンコ

米袋の端材に押してタグに。

 

正之さん:だから面白いねんな、趣味って聞くとみんな持ってるよな。みんな技師!手間もかかるよな。あと頭いい人多いな。

りえさん:頭がどうとか思わずに大阪では暮らしててんけども…こっち来たら、みんな頭いい人ばっかりや〜って!

正之さん:で芸術家の人が多いんな。

だから、みんな変わってんねん!芸術家ってちょっと変わってるもんね。なんかやっぱり違う。都会に疲れて、村で癒されて。そっからまた芽生えてくるみたいな感じだと思う。

ここではそんな人ばかり集まってくるから、それでまた広がって、人が集まってくる。門真に住んでた時よりも友達増えてるよな〜!

あとさ門真とか都会の人は、家まで来えへんやんか。村はちょこちょこ来はるな。それが面白いとこやな、田舎の。

100年前の布団生地で作ったというコースターも。

 

ーうん、村って都会よりも人との距離感も近く感じませんか?すぅって仲良くなれるような。

りえさん:そうね、都会は長々と外で立ち話しはするんだけど…でも家の中に入ってお茶しよう、まではならへんよね。

正之さん:村はみんな入り口に座るとこあるもんな。ベンチとか椅子とか置いてはんな。そんで「お茶でも飲んでいきー」ってね。のーんびりしてるのがいいのか分からんけど。

でも実は忙しくてね。何か作って、でも畑見たら、もう草ボーボーだし…きりがないね。そしたら誰か来るし、1時間間くらい喋って、うわあ、もうこんな時間やって!毎日そんな感じ笑

蔵の中には正之さんのコレクションがずらり!家が広い田舎ならではの贅沢です。

 

まとめ・特技を生かしあって繋がっていく

後日
「これ児島さんに直してもらって〜〜!」と
嬉しそうにお話しするご婦人に
お会いしました。

聞けば、気に入っていたバッグが
ボロボロになってしまったため、

正之さんにリメイクして
もらったとのこと!

「また使える♪」と嬉しそうに
話しておられました^^

児島さんのむら暮らしは
一人一人の特技を尊重しあい、
生かし、助け合っている
形が

ギャラリーとなったり、
ご近所付き合いになり、
良い循環が生まれているように
感じました。

ぜひ、ギャラリー・手しごと和みで
児島さんご夫妻の温かなものづくりや
暮らしぶりを感じてみてください♪

 

営業日:土日(イベント時はイベントを優先)
営業時間:10:00〜16:00
SNS:instagram

 

前編はこちら!
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奥西しろ

グラフィックデザイナー・イラストレーター。南山城村・田山地区にデザイン事務所たまごトラベルを開設。現在は村外に住み、二拠点を満喫中。1児の母。

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