暮らし

「移住」とは?暮らしを楽しみたかったら「魔女の宅急便」になろう!

2015年10月、京都府唯一の村・
南山城村に引っ越してきましたー!

人生で5回目の引っ越し。

でも今回は初めて「移住者」って
言われるけど・・・なんで??

私にとっては、今までと同じ様に
たまたま引っ越してきただけ
やけどなぁ~

「移住」って
なんなんやろう??

と思っていましたが、

答えは
「魔女の宅急便のキキ」
だったんです!

 

 

移住とは?

「移住」ってどんなイメージですか??

私は、
大都会から見知らぬ田舎に
引っ越してくることを
「移住」って言うと思ってた
んですよね。

 

ここに来る前は南山城村から
車で20~30分ほどの
加茂町(木津川市)と言う、
近隣の地域に住んでいました。

生活圏も大して変わらないし、
田舎っぷりもそこまで変わらない

(たぶん!笑)

 

 

「どこから移住してきたの?」

ってよく聞かれるけど、
隣りの加茂から・・・近すぎて、
答えが期待に沿えない気がして
申し訳なかったり・・・(笑)

 

「移住」って言われるのが
イヤなわけじゃないけど、
なんかしっくりこない。

まあ、時代の流れで、
今は「引っ越し」の事を
「移住」って言うもんなのかなぁ~

なーんて、 ぼんやり考えてました。

 

「引っ越し」が
「移住」に変わる時

南山城村に住み始めた頃は
お隣の和束町に勤めていたので、
最初は自宅に寝に帰るだけの日々。

2018年退職を機に、
村内で活動(村活)するようになると、
知り合いだった村人と交流が増えたり、
新しい出会いが急増。

村内を出歩けば必ず知り合いに会うのが
当たり前になっていきました。

 

村活しはじめて2年ほど経ったある日、

「あ、『移住』ってこう言う
ことだったんだ~!」

自然に思う時がきたんです!!

 

その日は
移住交流スペース“やまんなか”
という役場の施設の仕事で、
窓掃除してたんです。

 

 

外の作業。

施設前の道路を行き交う多くの村人が、
車から挨拶してくれたり、
通りがかりに話しかけてくれたり。

そんな光景が、ふと、
地域(南山城村)に溶け込めたような気にさせてくれました。

 

過去の引っ越しとの明らかな違い。

そうか!今までの場所では、
自宅の周辺での人間関係は
全然なかったんだ。

顔を見たら挨拶はするけど、
隣に住んでいる人の名前すら
知らない・・・。

 

おそらく、今まで住んだ場所で
同じ様に外で作業をしていても、
誰も声はかけてくれなかったでしょう。

もちろん、私が逆の立場でも
話しかけることはなかったと思います。

当時はそれぞれ学校や会社などの
コミュニティに属していたので、
それなりに知り合いはいましたが、

ご近所との関わりは全くなく、
その状態になんの疑問も
ありませんでした。

 

でも、今は
地域そのものがコミュニティ。

移住すると言うことは、
地域に属するってことなんだなぁ

っと、実感したのでした。

そして、
脳内に浮かび上がったイメージは
魔女の宅急便のキキ!

 

キキになると世界が変わる!

ジブリ映画にもなった
「魔女の宅急便」ご存知ですか?

主人公・魔女のキキは、
13歳で魔女のしきたりのため、
親元を離れ、知らない町に移り住み、
独り立ちの修行をする
という物語。

 

引用元:スタジオジブリhttps://www.ghibli.jp/works/majo/

 

映画では、キキが訪れた町の人々は
最初、冷たい態度で
(見知らぬ人だから
普通なのですが(-_-;))、
途方に暮れるのですが、

住む場所を提供してくれたパン屋の
オソノさんをはじめ、
地域の人々と少しずつ交流を
広げていきます。

 

次第に町に溶け込み、
エンディングでは、
パン屋の店番をしているキキに
町の人々が手を振り、
行き交うシーン
が描かれています。

同級生・同年代でもない、
親戚でもない、
職場が一緒なわけでもない、

共通点は住む地域。

もちろん、関わらずに生きていく事も
できるかもしれない。

でも、全く縁もゆかりもない
地域にきて、

キキのように人と関わることを楽しめたら、
きっと世界は変わると思います。

 

知らず知らずのうちに
私はキキと同じことをしていたのか。

 

子供の頃に見た、魔女の宅急便の映画が
「移住」につながった瞬間、
私の中で南山城村の暮らしが
「引っ越し」から「移住」に
変わったのでした。

 

移住(南山城村ライフ)を楽しむコツ

現在、南山城村に住み始めて6年目。

最初は無意識にやっていた
「地域(の人)に関わる」
ということ。

意識し始めたこの一年は、
特に毎日が楽しいなぁと
実感しています!

性別や年代に関わらず、
同じ趣味の人と出会って
交流を重ねたり、

仲良くなった人からまた新しい
つながりができたり。

広がっていくのが実感できてます。

 

元々、人見知りで、
人と話すことが苦手な私ですが、
なんとかなっています(笑)

そこが南山城村の懐が深いところというか、受け入れてくれる人が多い。

ただし、
自分が興味のあること、
やりたい事を発信
しなければ
始まりません!

そして、
キキのセリフにもあったように、
笑顔を忘れずに!

まずは一人、頼れる人
(オソノさんやトンボ)を見つけると
いいかもしれません。

地元の仕事をするのもアリ。

 

引用元:スタジオジブリhttps://www.ghibli.jp/works/majo/

 

何にでも積極的に興味を持つこと、
人を大切にし、他を受け入れる事、
そうやって人と人が
つながっていく事を感じる。

それが移住を楽しむコツ
なんじゃないかなぁと
思っています!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

momo

南山城村の暮らしを楽しむ人。 2015年に移住。移住交流スペース"やまんなか"や道の駅で働きながら、村人のピンチヒッターをすることも。 最近は道の駅フリマを主催したり、こんにゃくを作ったり、、ハンドメイドを楽しんだり、染め物に興味があったり、夏はもんぺと雪駄を愛したりしています。

-暮らし
-,

© 2024 むら暮らし