副業
という言葉を
ここ数年で頻繁に
耳にするようになりました。
都会では、一人で持つのは
仕事の顔と、
プライベートの顔
の2つの顔くらい。
仕事の顔も、多くの方は
ひとつの仕事しか持たないことが
これまで一般的でした。
ですが、田舎では
一人でいくつもの顔を
持っているのが当たり前。
一人で何役もこなします。
そうやって、村社会は
成り立っていました。
そして、そうした生き方も
人生の楽しみ方の一つかも
しれません。
(ライター・奥西しろ)
季節労働が多い田舎
南山城村は
もともと農村です。
主産業のお茶農家さんを中心に
しいたけやお米など
様々な農家さんがいます。
農業は季節に準じた仕事。
茶農家さんは春〜秋が
お茶の季節。
そのため冬の仕事として
原木しいたけ栽培を行う
農家さんがたくさんいます。
あるいは土建屋さんをやったり、
狩猟をする人も。
逆に、本業以外のパートとして
茶業に携わる方もたくさんいます。
あるいは出品茶といって
品評会用のお茶を作る時だけ
手摘みをするので
摘み子のお手伝いだけ
することも。
このように村では
季節に応じた仕事
がたくさんあり、
そうやって社会が
動いているのです。
みんなで助け合う村社会
消防団
という
組織があります。
横浜で生まれ育った私は
村に来て恥ずかしながら初めて
その存在を知りました;
実は街や、東京都内にも
消防団はあるのですが
その存在を知る機会は
少ないのが実感です。
Wikipediaによると
消防団員は本業を別に持つ一般市民で構成されており、自治体から装備及び報酬が支給される(支給された報酬が本人に支払われず、分団・部等に一括支給される自治体も存在する)。市町村における非常勤地方公務員である。
要は20代〜40代くらいの
若い男性たちによる組織で
村内で家事があった時や
行方不明者が出たなどの
事件があった時には
駆けつけてくれる任務があります。
消防署が村内にない村には
地元で解決する力が
備わっているのです。
都会ではつい
周り近所とのお付き合いなく
生活しがちですが、
そうした昔ながらの
「助け合い」を実感せずには
いられないのが田舎です。
副業から複業へ
農家でなくても
複数のお仕事をこなしている方が
たくさんいます。
ある時は道の駅で働き、
ある時は他の場所で働き、
時々お手伝いに行く場所があったり・・・
私自身、一時期
カフェのお手伝いもしていました。
「ちょっと手が足りないから来て欲しい」
と呼ばれて、ちょっとだけ
お手伝いに行くことも。
村に来てから
「シフト」という観念もなく
柔軟に動ける生き方が
身に付いたように思います。
まとめ・複業が当たり前の社会へ
田舎ではもはや
副業・複業が当たり前。
むしろそうした生き方を
楽しんだ方が得ではないでしょうか?
「副業をしよう」という
世の中に対して
もしかしたら田舎の方が
最先端なのかもしれません。
そうした方々もこれから
紹介していきたいです^^